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2012年 11月 12日
ヴェネツィア・ビエンナーレ(La Biennale di Venezia)は、「ビエンナーレ(biennale: 2年に1度の、隔年の)」という名前の通り、2年に1度開催される国際展覧会。
現在は、「美術」、「建築」、「映画」など様々な分野の「ヴェネツィア・ビエンナーレ」があって、中には「ビエンナーレ」と言いつつ毎年開催されているものもあるけれど、一番長い歴史を誇るのは「ヴェネツィア・ビエンナーレ 国際美術展」で、初回開催は1895年にさかのぼる。 そして、「美術展」(隔年=奇数年開催)と「建築展」(隔年=偶数年開催)については、「国別参加」という部門が設けられていることから、芸術・建築のオリンピックなどと称されることもある。 自国パビリオンを持つ国、持たない国…出展環境は若干異なるものの、約30カ国のパビリオンが位置するジャルディーニ(Giardini)会場を中心に展開される「国別参加部門」、そしてアルセナーレ(Arsenale)会場で展開される(主に国別参加枠外の)「企画展部門」、二部門を柱に構成された美術展と建築展は、毎回見ごたえ十分。 さて、今年は偶数年なので建築展の年(建築展は、美術展に比べるとだいぶ歴史が浅くて、今年で第13回目)。今年の総合テーマは"Common Ground"。会期は11月25日まで。 (← 入場券、展示会場マップ、日本館展示の小冊子、ブックショップでつい買ってしまったしおり。) 日本もジャルディーニ会場にパビリオンを持っている国の一つで(←)、今年の日本パビリオン(=日本館)の展示テーマは、「ここに、建築は、可能か」。 コミッショナーは建築家の伊東豊雄氏で、出展作家は、乾久美子氏、平田晃久氏、藤本壮介氏(お三方とも建築家)、写真家の畠山直哉氏(→詳しいコンセプト等、プレスリリースはこちらからどうぞ)。 そして今回の展示で、日本館は見事に、国別参加部門での最高賞にあたる「パビリオン賞(国別参加部門・金獅子賞)」を受賞!(日本館展示風景 その①↓) 東日本大震災後、仮設住宅住まいを余儀なくされ、それまでの住空間や住空間の連鎖からなる地元コミュニティを失ってしまった被災者のみなさんが、気軽に集って語らったり、飲食をともにしたりできる身近な憩いの場(集会所)を、作る側と使う側(住む側)、双方協力の元に作り上げようという「みんなの家」プロジェクト(陸前高田版)。 被災地という厳しい環境下で、文字通りゼロからのスタートを切らなければならない状況の中、みんなのための新しい空間(特に、自らの土地や空間に対する想いを再認識しつつある利用者・住人のための空間)を作り上げるにあたり、作る側と使う(住む)側が協力。目の前に提示された諸条件を踏まえつつ、さらに建築の原点に戻りつつ、ひいては個の意味を問いただしつつ、作る側から可能な限りのプロポーザルが示され、そしてプロジェクトが形になっていく…というその過程等を示したものが、日本館での展示内容(日本館展示風景 その②↓)。 なんと言うか、気付くと立ち止まってじっくり見入っていて、ついでに何か考えている自分に気付かされる感じの展示で、独特の空気が流れていた。実際、周囲の来場者の人たちもかなり念入りに展示内容を眺めていた(↑)。 私と友だちはまず日本館の展示を鑑賞。それから、ちょっと時間が限られていたこともあり、若干駆け足で他館を訪れた(イタリア、イギリス、ドイツ、フランス各館の一部分↓)。 興味深い館はたくさんあったけれど、会場に足を踏み入れた瞬間のインパクトで言うと、私にはロシア館の印象が強かったかな(↓)。タブレットを使っているあたりに時代を感じたし(…と言っている時点で、私はすでに古いのかしれないけれど)。 ジャルディーニ会場をだいたい回ったら、急ぎ足でアルセナーレ会場へ(ジャルディーニもアルセナーレも会場が広いので、一日で全部しっかり見ようとするとかなり大変)。 まずはお目当ての展示を見てから、お茶休憩をはさんで一息。それからまた入口に戻って(結構距離があるので楽ではなかったりする)、閉館時間まで見られるだけ見るという方式を採用。一言に建築展と言ってもいろんなタイプの展示があって楽しい(アルセナーレ展示風景 その①↓)。 写真には写っていないけれど、模型のスケッチに勤しんでいる学生さんらしき人たちも結構見かけた(アルセナーレ展示風景 その②↓)。 あっという間に閉館時間(=18時半。開館時間がもうちょっと長いと嬉しいな...)。 軽い疲労感を覚えつつ、バーカロのはしごをして帰ろうと思ったら、そういえばこの日は祝日でお目当てのお店のいくつかがお休みだった…。残念!というわけで、おとなしくゆっくり一軒に立ち寄って、友だちとヴェネツィアっぽいお料理をいくつか選んでシェア(←その一部)。 こうして、本格的なアックア・アルタ体験+ビエンナーレの1日、適度な疲労感もあって、とっても充実した1日が終了。 よかったら1クリックを2回お願いします。 Grazie!
by viasardegna
| 2012-11-12 00:46
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