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2011年 08月 16日
毎年8月14日にサッサリで行われるお祭り「カンデリエーリ(CANDELIERI)*」。
*正式名称”LA DISCESA DEI CANDELIERI”、地元での呼び方は”LA FARADDA DE LI CANDARERI”。 「カンデリエーリ」というのは「ろうそく立て」という意味。このお祭りでは、ろうそくに見立てた奉納柱のこと。高さ3メートル以上、重さ200~400キロの「カンデリエーリ」10台が、奉納先の教会までの道をねり歩く。 ピサの支配下にあった13世紀、ピサから町の職業組合(ギルド)に対して出された「8月15日の『聖母被昇天の祝日』前夜、教会にろうそくを奉納するように」とのお達しがルーツ。そこに、16世紀以降、町を襲ったペスト終息への聖母に対する感謝の意が加わって、ろうそくに見立てた大型の柱を捧げる今の形に定着したのだという。 「カンデリエーリ」は今でも「グレーミ(GREMI)」と呼ばれるかつての職業組合単位で構成されていて、装飾にもそのトレードマークなどが使われている。 「カンデリエーリ」の担ぎ手は8人。小太鼓や笛の音色とともにパフォーマンスを披露しながら、1.5kmほどの道のりを5時間以上かけて進んでいく。 前後左右に大きく動いたり、「カンデリエーリ」を回転させながら「ヴェッティ(VETTI)」と呼ばれる30~40メートルのリボンを巻き付けたりほどいたり...。 「カンデリエーリ」を地面から持ちあげる時はもちろん、「カンデリエーリ」の一つ一つの動きにあわせて周囲から一斉に掛け声がかかる。そして拍手喝さい。威勢のよさが日本のおみこしのよう。 時々あがる紙吹雪にも大歓声。 夜になってからもすごい熱気と人混み。「カンデリエーリ」の動きも衰えない。 こちら、ゴールのサンタ・マリーア・ディ・ベトレム教会(CHIESA DI SANTA MARIA DI BETLEM)前。10台の「カンデリエーリ」が揃うのを待つ。 市長さんをはじめとする市の関係者に続いて、10台の「カンデリエーリ」」が教会の中に入っていく。スタートから約6時間後の深夜0時過ぎ。 ところで、イタリア観光省では今年から、イタリアの魅力を高めると同時に観光客誘致に大きく貢献している行事等を毎年表彰(認定)する「PATRIMONIO D’ITALIA(パトリモーニオ・ディターリア)」という制度を開始。先月末、その中のカテゴリーの一つ「伝統行事部門」で34の該当行事が発表され、この「カンデリエーリ」もその中の一つに入っている。 「カンデリエーリ」の準備の様子などについては、次回エントリーで。 ↓よかったら1クリックお願いします。
by viasardegna
| 2011-08-16 01:44
| 伝統行事(サルデーニャ)
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